型枠業もOA化したい。手頃で必要十分なアイテムさえあればもっと効率の良い仕事が出来るようになる。職長さんたちの負担をもっと軽くしてあげたいという親方の声に答えたいとの思いから生まれた型枠加工帳作成専用のCADシステムです。
通常の図面から読み取る場合でも通り芯寸法と躯体寸法入力によりスピィーディーな加工帳作成を可能にしています。 価格はなるべく多くの方に使っていただけるよう10万円以内に抑えていますが工夫を凝らした専用機能に加え、長年の実績を持つシーワークスCADシリーズから移植された機能は十分に納得いただけることと思います。
まずは各専用メニュー(柱加工帳・梁加工帳・窓枠加工帳・壁割付・床割付・雑型枠・型枠数量)で簡単、短時間で加工帳図面を作成。使用する桟木サイズ、各部の取り合いパターンの選択など可能な部分は初期設定しますが、必要なときはスポットで設定変更が可能です。この設定により大面部分や桟木・ベニヤの厚みを逃げた場合に発生する型枠寸法の変化も自動計算して加工帳に反映しますので、数値は躯体図の寸法のままを入力するだけです。
自動作成された加工帳図面の追加・修正は充実した編集機能で思いのまま。今までにない新しい発想の加工帳作成システムです。
簡単な型枠専用メニューが用意されていますので、初心者の方でも短期間に操作を習得出来ます。
元受より図面データをもらって図面上で簡単にトレースし型枠図面を作成します。
もちろんCAD図面データが無くても、数値入力にて簡単に図面作成できます。
型枠加工帳を作成する建物の階高、標準スラブ厚やたとえば柱型枠と梁型枠といった部位ごとの標準取り合いをパターンの中から選んで初期設定としておくことで選択、の手間を大幅に省力化します。各部材別の型枠加工帳の標準用紙サイズと縮尺もここで初期値を設定します。
その他の設定をクリックすると比較的変更が少ないと思われる項目の設定が行えます。
ここではベニヤ板厚・桟木サイズ・方向名称(前後左右・東西南北等)の入力、基準大面方向など使用される方が使われる材料、組み方などを設定して自分に使いやすい加工帳システムに変更できます。用途別文字サイズ等の初期値設定、レイヤ(画層)への振り分けもここで行っています。
元請けさんから躯体見上図をCADデータ(DXF・DWG2000形式・JWC)で頂ければ、そのデータを取り込んで、加工帳システムで便利に加工帳の作成ができます。
(データが無くても、紙図面を見ながらでも可能です。)
CAD躯体図データから部材の線分を指示して作成。データが無い場合も各部の寸法を入力するだけです。ベニヤや桟木の取り合い、大面・小面も設定により自動ですのでイレギュラーな場所以外は確認しながら進むだけで簡単に柱加工帳が完成します。たとえば一般的な梁と壁が柱に取り合うケースでも線分2本ずつの計6本と梁成の指示だけで1面が完成します。この間約15秒程ですから4面あっても1分程度で完成します。
この後で実際のオペレーション説明を致しますのでその内容をご確認下さい。
前後左右で作成する側の図面から入力をクリックしてスタートです。
[ 図面から指示 ] ボタンで読込した図面より数値を自動取得します。
入力欄に直接数値を入れての作図も可能です。
柱サイズを図面状の2線分を指示します。(矢印の2本)
図面の寸法と表示された寸法が合っているのを確認します。
はい(Y)をクリックまたはEnterキーで梁の指示に移行します。
この操作で柱幅がセットされます。
梁サイズも図面上の2線分から梁幅を指示します。(矢印の2本)
梁成は図面の記号から読み取って数字で入力し決定します。
柱に取り合っている梁関係の幅、成、レベルが柱加工情報として追加されます。
一連の操作で下記のような図面が短時間、正確に作図されます。
桟木の表記、大面、正面、枠の勝ち負けも記載済みです。
各部の加工寸法、部位X1-X2等も的確に表現されます。
割付する壁面の範囲を簡単な操作で設定できます。(最大5スパンまで連続指定が可能)
図面読込をクリックしてCADデータから両端の通り芯と壁面端部の指定を行いますが直接画面に数値を入力してもOKです。
壁端部の形状も大面・小面または入隅の桟木設定をパターンから選択することで指示した線から自動的にサイズが変わります。画面の必要項目が埋まりましたら部材配置・パネル割付をクリックしてその処理に進みます。
梁スパン長や、梁幅、梁成、小梁、壁、スラブ等の設定を行うと、確認しながら梁加工帳の作成ができます。
割付面に影響する部材を簡単に配置できて段差・傾斜も設定が可能です。
図面を参照しながら簡単に部材の配置が行えます。(通り芯・梁・段スラブ・壁・開口)
図面読込をクリックすると図面から指示して上記の部材を配置することも出来ます。
割付壁面が確定したら使用型枠パネルのサイズと割付の法則(片追・中心目地・中心板・中心補助)と横範囲2本+縦範囲2本の線分を指示すると指示した部分の割付が行われます。何箇所かに区切って指示することが出来ます。
更に割付後のパネルの入換え、サイズ変更、合成などの編集も完備していますのでシミュレーションしながら思いのままの割付が簡単でしかも高速に処理できます。
窓枠加工帳は6つのサンプルからパターンを選択して躯体の開口サイズの縦、横と壁厚の入力だけで完成します。
梁底形状を図面から指示してそこから側板への展開、取り合う部材の配置を可能にしています。
もちろんベニヤ、桟木の取り合いは初期値設定できますので通常は確認のみでOKです。
直接数値入力でも作成可能ですので紙図面からの入力であっても簡単に梁加工帳が完成します。
パラペットや基礎、地中梁など他のメニューに無いものは雑型枠メニューが引き受けます。
「雑型枠」聞こえはよく有りませんが機能としては他のメニューの良い部分を継承しているのでものすごく高機能なのです。たとえば割付した面に開口部をつけたり、桟木も思いのままに素早く書けますし本当に便利な機能です。
加工帳として作成した箇所のコンクリート面積を各部位ごとに算出してファイルに書き出します。 そのファイルをマイクロソフト・エクセル等の表計算ソフトで読み込みが可能です。
柱と壁の加工帳印刷例を掲載しました。桟木の表現、寸法の表現も的確に自動作図されます。
短時間で多数の型枠加工帳を正確に作図する事が可能です。
対応OS | Windows11、Windows10 |
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メモリ | 推奨 16GB以上 |
CPU | Core i5同等以上 |
モニタ | 1024×768ドット(XGA)以上 |
プリンター | A4以上の印刷できる物(白黒・カラー共に可能) |
グラフィックボードは無くても動作します。
ライセンスキー挿入のため、USBポートの常時利用が必須。
CADシステムの購入をご検討中の方へデモンストレーションを行います。
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